3年B組金八先生 第6回「からだという本」を観る

ドラマとしては、前回のソーラン節を以って第一部が終了し、今回から始まる第二部に向けての伏線を張ることのみに終始した感のあった第六話。校長の健康不安、孝太郎とドラッグ、などなど今後の展開を占う上で欠かせない幾つかの問題が明確化された重要な回ではあったのだが、特にこれといった盛り上がりはなく・・・。



それでも、個人的に良かったところを挙げるとすれば、性教育用の人形で3Bの生徒が多感な時期丸出しで大盛り上がりしまくったの受けて話し合いが行われた教室のシーン。特にそのシーンでの、裸がそんなに珍しいのか?という流れで、金八が「銭湯の思い出」を3Bに語ったくだりがもうたまらない。まず、初っ端から金八が銭湯で見た”何故か体に絵がある恐い人”のモノマネする、それも往年の外人力士・高見山(二倍!二倍!・・ってコレ通じますか?)のような声を出してする、という大珍事に始まり、続けて、「3年B組金八先生」に聖域無し!のスタンスを宣言するかのように金八自ら「ちんことケツの穴」と発言、挙句頼まれてもいねーのに自分の幼少期のエロ坊主ぶりをニヤけたツラで告白したりと、もうそれ自体が感動モノではあったのだけど、そんな風に面白おかしく話をして生徒の興味を惹きつつ、気がつくといつの間にかしっかりと生徒に問題提起にしている、という、神業的な金八流説教テクを見れたことが旧来のファンとしては、嬉しかった。まぁ、ドラマの主たる内容には全く関係ないけどね。今回は次回高く飛び上がるためにしゃがみこんだような意味合いの回だったので、感動及び説教その他モロモロは次回に期待しますってことで。