ソニン番組出演メモ

■1/26(月)BSプライムタイム・韓国シリーズ 「韓国を知ろう」



未だにBS環境のない僕は、友人に録画を頼み、数日遅れで鑑賞。まずは、この「いかにもな番組タイトル」と「放送局がNHKである」という点を頭の中に叩き込んでから、その普段エロスにばかり傾けている無限の想像力をフルに働かせてみて欲しい。今、貴方の脳裏には、感情の一切を排した無機質なナレーションが流れる、やたらと堅い内容の番組が浮かんだことと思うが、それがそのままこの番組である。韓国で製作されたドキュメント番組のVTRを使って、実に真摯に「韓国の今」を紹介する番組だった。そのVTRの合間合間で、ソニンがナビゲーターとして登場する。「ナビゲーター」がどんな役割だったかというと、世界ふしぎ発見!の「ミステリーハンター」を思い浮かべると分かりやすい。「こんにちは、ソニンです。私は今―」といった具合で、街中を歩きながらカメラ相手に1人で語りかけるロケ。ある時期を境にして僕は、余程のこと(眠いとかお腹痛いとか)が無い限り、ソニン出演番組をマメ(not 新垣)にチェキしてきたつもりだが、今回のようなタイプの番組出演を観るのは初めてのことだった。ソニンのキャリアの中でもかなり異質の仕事なのでは、と思う。



番組は、落ち着き過剰な演出の中、ソニンによるナビゲートで始まった。ソニンが新大久保をゆっくりと歩きながら、韓国の大衆文化と私、といった感じのことをカメラの向こうに語りかけている。外でのロケのわりに、雑踏が殆ど気にならない。かなりいいマイクを使っているのだろう。聞こえるのはソニンの話声だけ、である。そして、気になった。



ソニンが、ハァハァ言っている。



ソニンの息遣いがやけにはっきりと聞こえるのだ。最初、マイクの性能のせいなのか、と思ったが、どうもそれだけではないらしい。じゃあ俺のいつも御用達の無限の想像力が?思いがけず暴走して???その可能性も否めないが、今回に限ってはそんなハズもない。注意深く観ていると、ソニンが、喋り出す前に深呼吸の要領で口で息を吸っているのが原因だと分かった。



ソニンが、喋り出す前に深呼吸の要領で口で息を吸っている。



ここで私がソニン生態学界(俺1人で構成)の1人として声を大にして言いたいのは、やはり過去に散々口酸っぱく言い続けてきたこと同様、ソニンは口呼吸である、ということで、今までのそれが8割方無理矢理僕がこじ付けたことであるという事実は否定しないが、今回の件に関しては、もう見た目にモロに口で呼吸してる訳で―



と、ココまで興奮気味に書いたところで、唐突にえも言われぬ虚さが全身を襲ってきた。ソニンが口呼吸で、だからなんなんだ。なんだっていうんだ。大体、俺は一体何をしてるんだ。EEJUMPのファンで、解散後はそのままソニンのファンで、ソニン出演番組を見るのが楽しくて、でその楽しさを人に伝えようとして、はっと気が付いたらワケの分からないことを書いている。なんなんだ俺は。ここを観てくださってる方々に一つ忠告しておきたい。こうなる前に引き返せ。僕は近いうちになにか犯罪を犯すかもしれない。