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ソニン 「ほんとはね。」 ASIN:B00015M7JQ



いろいろとソニンのメディア露出を追っていて、ソニンがこの曲をどんな思いで歌っているのか、挑んでいるのかは、多少なりとも伝わってきているし、聴いていて、いい曲だよなぁ、と思うのだけれど、申し訳ない!この曲、正直言って、自分にはどう評価していいのかさえ解りません。好き・嫌いの以前の話で、自分の音楽を聴く姿勢は、聴いていて胸に迫ってくるものがある曲や、涙したりさえする曲よりも、聴いているだけで嬉しくなったり、日頃感じているストレスをその時だけは忘れさせてくれるだとか、あと、単純に耳が楽しいとか、そういう曲の方に断然重きをおいていて、で、この曲は?というと思いっきり前者タイプの曲であって、その、いい言葉が思いつかないのだが、管轄外というかなんというか・・・。曲にも、この曲を歌うことにも、けして悪い印象は持っていないし、ソニンのキャリアの中にこういう曲があったほうが後々の為になるよなぁと考えもするが、じゃあ諸手を挙げて歓迎しているかというと、そうでもない。



最近のソニンのメディア露出を追っていると、ソニンは事あるごとに「歌を伝えたい。」とか「心に残るような曲を歌っていきたい。」などと抽象的なことを繰り返しているのだけど、その意味するものが具体的になんなのかと自分がメディアを通じて知り得た範囲で考えると、僕には、感動する曲を歌って感動してもらいたいと言っているように感じられ、楽しい曲を唄ってそれを楽しいと感じさせる、という意味での「歌を伝える」は、(今は)思考の範囲外にあるような印象さえ受け、なんていうか、まぁ、残念に思う。でも、ソニンがそう感じさせるほどにこの曲に真正面から向き合っているのだろうとも思うし、そうなるとやっぱこの曲には売れて欲しいんだよなぁ〜。ざっと見回した感じ、ファンの間での評価も概ね好評で受け入れられているようだし、僕自身、この曲を聴いていると、演奏時間が6分もあるのにその長さも全く気にならないのは、曲の世界に引き込まれているのかもしれない、とは思ったりするのだけど、今後もこの路線で、ってことになるとモチベーションを保ち続けられる自信がない。すごいアンビバレンツな感情。



まぁ、それでも、←こういうソニンの得体の知れなさ爆発って感じのをガツンとかまされると、一気にモチベーションが回復するんですけどね。ていうか、コレを「ほんとはね。」のプロモーション期間真っ最中にブチかましてくるっていうのも凄いんだけども。