成長

フォーセール

フォーセール

ビッケ, Kenny



書棚を整理していたら、元Tokyo No.1 SoulSetビッケの書いた本、「フォー・セール」が出てきた。



この本を買ったのは、僕が17才の時、もう7年も前の話だ。勿論ソウルセットが好きだったからという理由で買ったのだが、当時は、僕があまりに青かった為か、この本の内容を全くと言っていいほど理解出来ず、とても苦々しい思い(ヤンマガ買えば良かったよ!みたいな)をした記憶がある。



どのくらい理解できていなかったかというと、この本は散文詩集なのか、それともエッセイ集なのか、そもそもどんなジャンルに属する本なのかすらも理解できなかった。問題である。これは、本を読む上では、間違いなく致命傷である。内容を理解できようハズもなかった。



しかし、あれから7年が経過した。以前気がつかなかった魅力に気がついたり、分からなかったことが分かったり、新たな魅力を発見できるようになったりするには十分な年月だ。僕もあれから少しは成長した。7年経った今、改めて読んでみた。3ページ読んで、本を閉じた。