U-CDTV後藤真希密着二回目

楽屋裏、本当に何の意味も無くいきなり発し、TVの前の全員を震撼させた、「は〜ひふっへほ〜〜〜。」そして、暗闇の中、懐中電灯で下から自分の顔を照らしながら、暗くなった体育館にいるバカな児童よろしくで発した、 「フフフッウァー・・・幽霊。」



この、「こいつを早く隔離しろ!」と思ってしまったとしてもおかしくないヤバめな言動の数々。これは正真正銘、昨夜のU-CDTVにおいて、後藤真希自身の脳の指令により、その口から発された言葉たちである。



これがもし、仮に後藤真希以外の小娘から発された言葉だったなら、僕もいつでもドロップキックを繰り出せる体勢を取らざるを得ないのだが、というか最近のあやや嬢をTVでみると例外なくその衝動に駆られるのだが、あれはいったいどうなっているのか。あれこそが「スピードの向こう側」と呼ばれる領域なのかもしれない、と常々思ってるわけだけど、それはいいとして、こと後藤真希の場合、むしろそこが魅力なのだから全く恐ろしい。



なにより、これらがなにかの『計算』から出た言葉ではないというのが素晴らしいところだ。後藤真希は計算などしない。するハズもない。何故なら出来ない。と言い切ってしまうのは、やや問題があるのでこの場を借りて「ごめんなさい。」と言っておきますが、しかしながら、無意識に、自然と、本人だけが気づかぬうちに、そういう『名言』をむやみに量産してしまっている能力こそが、人をして後藤真希を「天才」と言わしめる所以であろうし、僕がハマッて以来全く抜け出すことのできない一番の要因なのだった。



そうでありながら、ライブなどで魅せるあの凛々しさ。ライブ後に「徐々にライブが良くなっていってる。」と、自分を少し突き放して考えることのできる別人のように冷静な面。ちょっともうこれは「振り幅」という言葉じゃ正しく表現できない次元に達している感すらある。まさに「10の25乗からマイナス15乗を行き来」している状態。後藤真希は、人間パワーオブテンだ。しかし、後藤はそれも多分、全てにおいて無意識なのだった。その驚愕の事態がイマイチ世間に伝わっていないのが、ファンとして非常に残念なところである。