恋愛戦隊シツレンジャー

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失笑どころの騒ぎじゃない。さすがにこれは過ぎた悪ノリだろう。最早つんく♂がつける曲タイトルになんて如何様なモノが来たって動じないし、むしろバッチ来い!の姿勢をキープし続ける自信があった自分だが、こればっかりはどうにも受け入れられない。何が嫌って、つんく♂が完全に笑いを取りにきてるのが嫌だ。その姿勢が嫌だ。確かに、バカタイトル前科100犯のつんく♂のことだから、これがナチュラルに出てきた、或いはクソ真面目に考えてつけたタイトルである、という可能性も否定できない。しかし、今回の件に関しては、完全に笑いを取りにきていると断言したい。何故なら、このタイトルが誰の目にも選択肢無しでいきなり”滑っている”という印象を与えるからで、当たり前だが、笑いを取りに行かなければ”滑る”ということは発生するはずもなく、”滑っている”ということは、つまりつんく♂が真正面から笑わしにかかってきたという証拠だからだ。別に失笑モノのタイトルが嫌だと言ってるわけじゃない。このカメラ目線で入魂のボケをかますみたいな姿勢が嫌なだけだ。



おおよそ現場では、ランランと目を輝かせ、さぞかし究極のしたり顔をしたつんく♂がいたことだろう。恋愛戦隊シツレンジャーってどうやろ?これおもんない?ええんちゃう?あかんか?なんでやねん、心配せんでええ。案外説得力あるよ。大決定や! イェイ! おめでとう! 俺。すっごいね! 俺。CRAZY ABOUT 俺! HELLO! 新しい俺! パパに似ている俺! YES しあわせ!などと舌好調で捲くし立てていたに違いなく、そのツラを想像するだけで正直ちょっぴり幸せな気分になるという事実を否定しないが、残りの大部分を占めるのは、圧倒的な苛立ちだけだ。人によってはケンカを売られているのかと感じる程に、例によって、またすんごい幸せそうなツラしてやがった事と思う。で、そういう時に限って得体の知れないパワーを発揮してくるのが我らがつんく♂さんなのだが、またそれが酷く負けた気分にさせられるのが嫌だ。