天国への応援歌 チアーズ 〜チアリーディングに懸けた青春〜を観る

天国への応援歌 チアーズ
天国への応援歌 チアーズ

当初、『次代を担うアイドル揃い踏み』といった感のある出演者陣を目にし、いちソニンファンとして、何故コレにソニンが・・・?という悲しくもあり自分に正直でもある疑問を抱くと同時に、いつものことながら、どうやってコレにソニンの出演捻じ込んだんだよ!と、改めてマネージャー和田薫氏のその敏腕ぶりに驚嘆の声を(暗い部屋で一人)上げたりしたが、実際に見てみたら、ソニンの役はこのドラマの中でかなり重要な役どころであったので、これはもしかしたらあちら側から名指しでオファーがあったのかもしれない。などと、しょっぱなからドラマの内容そっちのけの感想を書いているのは、事前情報でソニン演じる籐ちゃんセンパイ(妙にグッと来る呼び名)が急な悲劇に見舞われることは分かっていたものの、まさか開始30分を待たずにあっさり姿を消すことになろうとは思いもせず、そのあまりの早さにがっかりしてその場面以降はほとんど流し観をしてしまったからだ。



なので、その30分間のみの感想を書きたいと思うが、となると当然避けて通れないのが、下にあるソニン演じる籐ちゃんセンパイの遺影に使われた『顔』である。








良すぎる。



どうしよう、もうスゴイいい笑顔だ。これだけ良質なソニンの『顔』を見れたのはかなり久々の感動であり、云わば飢えた状態に差し出された『大好物』なのであるが、このドラマが”感動ドキュメントドラマである”ということと、それ以上にこの『顔』が”実話に基づいて忠実に再現された表情である”という都合上、これを見て喜ぶという行為は何かマズイことのような気がし、その点については陳謝したい。しかし、困ったことに、そのある種の背徳感が、ここで笑っちゃマズイと思えば思うほどそれと反比例するように自分の中でみるみるブレイクしていってしまう効果、つまり”葬式で笑いをこらえる”に似た効果(葬式では、目の前の坊さんがツルッパゲである、という至極当たり前のことすら”スイッチ”になりうる危険性がある)を生み出し、また単純に僕に「ソニンが」、「この顔」という2点が生み出す爆発力への耐性が全く無いということから、結果、TVを見て僕はもんどりうつこととなったのだった。個人的には、このドラマ、この顔だけで充分な大収穫でした。って、申し訳ないぐらい番組内容と関係がない感想だ。



申し訳ないついでに、開始30分以降ほとんど流し観をしてしまったのは、実は、番組の合間に流れた中島美嘉出演のfranのCMが自分の中で大ヒットし、即ネットで検索をかけ、番組そっちのけで何度となく動画を繰り返し観ていたからだ、という事実をご報告させて頂きます。